新潮文庫の100冊:2009
新田次郎:八甲田山死の彷徨
日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。
神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然"前進"の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには百九十九名の死者を出す。
少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は二百十余キロ、十一日間にわたる全行程を完全に踏破する。
二隊を対比して、自然との闘いを迫真の筆で描いた人間ドラマ。
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